フリーセル
フリーセルのゲーム説明
「フリーセル(FreeCell)」は、52枚のトランプを使って遊ぶ論理型のソリティア形式ゲームです。プレイヤーの目的は、すべてのカードを所定のゴール位置へ順序よく送り、最終的にすべてホームセル(基礎位置)に揃えること。比較的運の要素が少なく、戦略性や先読み力が要求されるため、熟練者も初心者も楽しめるカードパズルです。
ゲームの目的と勝利条件
ゲームスタート時、52枚のカードは場札(タブロー)と呼ばれる列に配られ、そこから操作を行います。勝利条件は非常にシンプルです:すべてのカードを 4 箱のホームセル(右上部)に順序通り移動させること。各ホームセルには、同じスート(ハート/スペード/クラブ/ダイヤモンド)のカードを、A(エース) → 2 → 3 → … → Q → K の順に重ねていきます。これらを完成させられれば、ゲームクリアとなります。
画面構成と各エリアの役割
画面は主に次の三つの領域で構成されています。
| 領域名 | 主な役割 | 特長 |
|---|---|---|
| 場札(タブロー) | ゲーム開始時のカード配置領域 | 下向きに並んだカードの末尾を操作対象とし、列ごとにカードを組み替えて移動していく主要な舞台 |
| フリーセル | 一時的なカード退避スペース | 左上に4か所設置され、余剰なカードを一枚だけ保管できる重要なバッファ |
| ホームセル | 最終的な配置先、ゴール地点 | 右上に4か所。スートごとに順序通りにカードを積んでいく |
ルールとカード移動の基本
このゲームでは、カードを移動できる条件が明確に定められており、それを守って操作を進めていきます。
- 場札 → 場札 への移動
– 各列の末尾に位置するカード(または適切に連結された束)を、他の列の末尾へ移動できます。
– 移動先の列の末尾カードと異なる色(赤 vs 黒)であり、数字がちょうど一つ大きいカードの上に置くことが条件。
例:黒の10 の上には赤の9 を置ける。 - 場札 → フリーセル への移動
– 列の末尾カードを、空きのあるフリーセルに 1 枚だけ 移せます。
– フリーセルには常に 1 枚のみ退避可能 で、多くのカードを保管できるわけではありません。 - フリーセル → 場札 への移動
– フリーセルに置かれたカードは、場札の列へ戻すことができます。ただし場札移動のルールと同様、異なる色で数字が1小さいカードの上に置ける場合に限ります。 - 場札/フリーセル → ホームセル への移動
– エース(A)は、空いているホームセルへ自由に置けます。
– それ以降は、同一スートでホームセル上の最上カードより 数字が 1 大きい カードしか置けません。
例:ハートの4 は、既にハートの3 が置かれているホームセルに置ける。 - 束でのまとめ移動
– 場札で「色が交互・数字降順」に並んだ束は、一括で他の列へ移せます。
– ただし一度に移動できる枚数は、空きフリーセル数や空列数に依存します。空きスペースが多いほど、より大きな束を動かせます。
操作方法
操作はわかりやすく、マウス操作(またはタッチ操作)で直感的に進められます。
- カード選択: 移動したいカードまたは束を「クリック」するか、「ドラッグ」で対象を指定します。
- 移動先指定: 移動先として選びたいエリア(別の列・フリーセル・ホームセル)をクリックすれば、ルール上許可されていればカードがその場所へ移ります。
- ドラッグ&ドロップ: 直接ドラッグして移動先方向へドロップする操作も可能です。よりスムーズに動かしたい時に便利。
攻略のためのヒント・コツ
勝機を見つけるため、以下のポイントを意識してプレイすると有利になります。
- 先にエースをホームセルへ
ゲーム開始早期に見つけたエースをまず移し、ホームセルの基礎を築くことが重要。 - フリーセルは計画的に使う
4 つすべてを埋めてしまうと可動性が極端に下がります。余裕を持って使っていきましょう。 - 場札の列を空にする価値
1 列でも空白が生まれると、まとめ移動の自由度が飛躍的に上がります。特に複数枚の束を移動させる際に強力。